研究開発分野

AIによる故障予知検知技術

製造業のDX/IoTにおいて生産機器の故障予知保全は高いニーズが顕在化しています。
DSPCではセンサーと最新のAIを使ったモーター等の回転機器の予知保全技術の開発と社会実装の実績があり、様々な機器への応用を目指しています。

 AI手法  VAE、CVAE、PCA、CNN、LSTM
 AIツール Keras、PyTorch、TensorFlow、TensorFlow-Lite、Edge Impulse

センサー応用技術

センサーは千差万別、IoT/DXによって大きな効果を得るためには、センサーの適切な選択と正しい条件決定が重要です。
工場現場での様々なデータ収集が可能となるよう、デジタルセンサーから工業用のアナログセンサーまで、また1Hz以下の超低周波向け振動センサーから10MHzの高周波帯域のAEセンサーまで、幅広いセンサーの活用技術に取り組んでおり、目的に最も合致したセンサーを提案します。

 センサー種別: 加速度、ジャイロ、磁界、温湿度、非接触温度、pH、照度センサー等
 デジタルインターフェース: I2C、SPI、PDM
 アナログインターフェース: 電圧タイプ ±10V、電流タイプ DC0-20mA
 通信インターフェース: BLE、USB、RS232C、有線LAN、無線LAN

エッジ向けハードウェア設計技術

データ収集端末のハードウェア開発に向けた、デジタル・アナログの回路設計技術があり、電池駆動対応やセンサーとのインターフェースとの多チャンネル化といった要望に応じたデータ収集端末の開発が可能です。

  開発実績があるCPU: ARM(Aコア、Mコア)

エッジ向け組み込みソフトウェア設計技術

Raspberry PiのようなLinuxベースのエッジ端末に、AIなどの信号処理やクラウドと接続するためのインターフェース開発や、Webベースのアプリ開発、低消費電力端末に向けた組み込みソフトウェアの開発が可能です。

  OS: Linux、Free RTOS、Non OS
  開発言語: C、C++、JAVA、JAVA Script、Python、HTML、CSS

超低消費電力エッジデバイス設計技術

IoTエッジデバイスの駆動には電源が必要ですが、全てに商用電源を配線できないため電池駆動またはエネルギーハーベスティング(環境発電)による自立電源駆動が求められます。
そのために重要なエッジデバイスの超低消費電力設計技術をDSPCは得意としており、スタンバイ時電流0.5μA、1日1回の動作(BLEでのデータ送信)でコイン電池5年動作可能な端末の設計経験があります。

エネルギーハーベスティング活用技術

室内光、温度差、振動、電波などの微弱なエネルギーを回収してエッジデバイスの電源に供給する技術をエネルギーハーベスティング技術と呼ばれます。
DSPCでは電池交換レスでの長期間でのデータ収集を可能とするため、光発電や振動発電を利用したIoT機器の技術開発に取り組んでおり、高効率で使いやすい「エネハ技術」を提案します。

  対象発電技術: 室内光発電、振動発電、熱電(温度差)発電、電波回収発電

エッジプラットフォーム活用技術

主に製造業の中小企業をターゲットとしたIoTエッジプラットフォームを開発、提供しています。
メーカーにロックインされず、利用者の使い方に最適化でき、見える化、データ蓄積機能を有し、導入敷居が低いプラットフォームです。
またエッジプラットフォーム上でのアプリ開発や、専用のクラウドシステムとの連携機能を開発を目的としたクラウドアプリを開発いたします。

  対象クラウド: Amazon AWS

モーター制御技術

モーターを効率的に駆動するセンサーレスベクトル制御技術とモーターインバータ回路の設計技術があり、ドローンのように負荷変動が大きく、電力効率も重要視されるモータ制御インバータの設計が可能です。

対象モーター: 3相ブラシレスモーター、ステッピングモーター  

構造設計

データ収集端末筐体の設計技術があり、耐環境性能が必要となる工場内での使用に向けた防水・防塵設計筐体の開発や、家庭やオフィス内での使用に適したデザイン性の高い筐体開発も可能です。デザインについてはGood Design賞の受賞歴があります。